部屋を片づけても片づけてもすぐに散らかってしまう
確かにあったはず、でもどこに置いたかわからない
無いと思って買ったものが、後日掃除をした際に突然出てくる
終いには掃除する時間がない事を言い訳にする
声を大にして言えるようなことではありませんが、これらはこの記事を書いている掃除嫌いの私自身の話だったのです。
しかし一人暮らしを始め、職場で仕事、家に帰っても仕事、1日の時間があまりに足りなくなり、どうにか時間を節約できないだろうかと考えました。
その結果出た一つの答えが、部屋の片づけをしっかりすることだったのです。
よく考えてみると、部屋が散らかっていることによる時間のロスはかなりのものです。
- 探し物にかかる時間
- 片づけをする時間
- どこに収納するか考える時間
- 掃除にかかる時間
加えて、
- 探し物をまた買うことによる金銭的ロス
- 部屋片づけてよ!から始まる同居人との関係悪化
- 散らかっていることによる作業集中力の低下
などなど、、、
さらに賃貸アパート、マンションに住んでいる人には善管注意義務が課せられているため、適切に清掃していないことによるカビの発生や取れない汚れがついてしまった場合には退去時の費用がとても大きくなってしまう可能性もあります。
部屋が散らかっていていいことはほとんどありません。
あれこれ考えた結果、掃除嫌いの私がたどり着いたのは、
散らかりづらい部屋にカスタマイズすること、つまり部屋をしっかりと整理することでした。
これを実践し始めてから、今までが嘘のように部屋が汚くなることはめっきりなくなりました。
それでは私が実践したキレイを維持する部屋の整理のポイントをまとめて行きます。
部屋が散らかってしまう理由
①物が多い
当たり前の話ですが、物が全くなければ散らかることがありません。
必要のないものや一回しか使わずにいつまでも置いてある物があることによって増えていきます。
さらに、物が多いことによって収納スペースがなくなり、本来必要な物のが収納できなくなり、また部屋が散らかっていく、、、という流れができてしまい、これは散らかるシステムを自ら作っているようなものです。
②処分の方法がわからずに手が止まる
必要の無いものを分別し、いざ処分しようとした際に待ち構えるのは「処分方法」です。
燃えるゴミやプラスティックなどは毎週回収に来るので問題ないですが、回収頻度の少ない燃えないごみや、別途手続きが必要な大型ゴミなどは回収業者などへの連絡が必要な場合が多いです。
またゴミとして処分する以外にも、今話題のメルカリなどを利用し中古品として売りに出す方法や買取業者へ依頼するなど様々な方法があります。
どの方法で処分すればいいか、その処分方法が決めきれずに、再度処分を後回しにしてしまうことにより、やはり必要ないものがいつまでも部屋に残り散らかりやすい部屋になってしまいます。
③収納する場所が決まっていない
上記の二つは「やろう!」と決心して大掃除などで一気に片づけることができる内容です。
しかしキレイにしてもすぐに部屋が汚くなってしまっては、いつも散らかっているのと同じです。
物の収納場所が決まっていないことが大きな原因になってることがあります。
書類などの紙類が無造作に置かれていたり、空いたスペースに整理のルールも決めずにものが放り込まれているような状態の場合、新しいものが増えた際にそのスペースに新たにものを入れることができなくなります。それによって結局ものが溢れ出し、部屋が散らかってしまうのです。
キレイを維持する部屋づくり!
では散らかりづらい部屋づくりをするために何から取り掛かって行けばいいのかまとめていきます。
①必要・不必要に分ける
まず最初にするのは「必要」「不必要」の二つに物を分けることです。
ほとんど使わないというものは、高価なものなどどうしてもとっておきたいものを除いて処分した方がいいです。
この際のポイントとしては、部屋をさらに散らかしても構わないので、とりあえず全て出すということです。中途半端にものを出し入れするよりは、ガッと物を出して、バッと分類し、ガバッと片づけてしまう方が効率的に作業できます。不必要なものはガンガンゴミ袋などに入れていきましょう。
②物のカテゴリーと収納道具の利用
必要なものがはっきりした次にやるのは物のカテゴリー分けです。
これは散らかりにくい部屋を作るために大切なことです。
まずは自分の生活を振り返り、日々どんな種類のものが増えているのか考えてみましょう。
溜まりやすい書類などの紙類は「仕事関係」「家電保証書・説明書」「学校」「趣味」と分けてクリアファイルごとにインデックスなどを付けて整理収納。
ドライバーやメジャーなどは「作業道具」として工具箱へ。
余分なケーブル関係などは「コード類」、キッチン周りなら「調味料」、その他「思い出」「重要道具」(印鑑など)というように分けて適当な収納BOXを購入し収納します。
整理の項目を決めることで、新しいものが増えた際、またものを探す際にもスムーズに見つけ出すことができるようになります。
③収納場所決め
カテゴリー分けが終われば収納場所決めですが、ここもとても重要です。
ポイントは「よく使うものは手前に、あまり使わないものは奥へ」です。
例えば年賀状は年末年始にしか使いませんし、「思い出」カテゴリーの物や「家電説明書」なども使い慣れてくればほとんど使わないはずです。
このようなものは収納場所として奥側を選び、逆に「仕事関係」や「学校」や「日用品」など頻繁に新しいものが入ってくるようなものは取り出しやすい位置に配置しましょう。
他にも、服などを洗濯カゴに入れずにいつも脱ぎっぱなしにして散らかすという人、または家族がいるという場合は「どこでよく脱ぎ捨てるのか」を分析し、浴室の近くとは別に洗濯かごを設置してみるなど、適切な位置に収納道具を置いておくことも効果的です。
④いらない物をすぐに処分!
ここまでくれば今までとは機能性が格段に違う部屋が出来上がっているはずです。あとは最初に「不必要」と判断したものを順次処分していくこと。
そして日々いらなくなったものはすぐに処分していく癖を徐々につけること。
これができれば、キレイが長続きしていきます。
散らかりづらい部屋を作っておくことによって、散らかっていた頃に比べて驚くほど1日の時間が節約できます。
やることがありすぎて掃除する時間がない!
そんな人ほど、”散らからない部屋づくり”に時間を使ってみてはいかがでしょうか。