部屋のお手入れスケジュールを作成すべし

お部屋に埃が溜まってきたら、週末などペースを決めてお部屋の掃除をしている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし通常の部屋掃除に加えて、水回りにできてしまったカビ取り、ストーブやエアコンのお手入れはどれくらいの人が行っているでしょうか。

入居者が適切な手入れを怠ったために生じた設置機器の故障や部屋の損傷は、入居者がその費用を負担しなければなりません。(善管注意義務|賃貸入居者の注意点・賠償責任を避けるには:参照)

これらは賃貸借契約書に記載があることが多く、機器それぞれのメンテナンス法については説明書をしっかりと読む必要があります。

そこで、入居直後のタイミングでやっておくべきことの1つに、一通りの説明書を読み、お掃除スケジュールを作成しておくことをお勧めします。

まずは手書き、もしくはパソコンを使って機器ごとに必要なメンテナンスの方法をまとめておきます。

そのあとはスマートフォンやパソコン、または壁掛け式のカレンダーなどにお掃除日を入力しておきます。スマートフォンなどは予定の繰り返し設定が簡単にできるので、うまく活用していきましょう。

ではここで、それぞれの機器などについて、よくある日常のお手入れの例をまとめておくので、参考にして見てください。

暖房ストーブ

背面にある排気カバー 1ヶ月に1回程度

エアコン

フィルターの清掃 1ヶ月に1回程度

浴室などのカビ汚れ・水垢

1週間に1回程度

適宜。1週間に1回程度浴槽洗剤を使った清掃をしておくこと、浴室は毎日しっかりと換気しておくことを怠らなければそうそうカビが生えてくる事はありません。

浴室・キッチンの排水口詰まり

パイプクリーナー清掃 2ヶ月に1回程度

浴室の場合は髪の毛などで、キッチンだと毎日の料理の際に出るゴミが溜まってしまうと、排水口つまりが発生することによって、排水パイプの破損や溢れ出た水による漏水が発生する可能性があります。使用頻度によって変わりますが、二ヶ月に一回程度パイプクリーナーを使用して詰まり防止のお手入れをしておくと、悪臭防止の効果も期待できるため、心がけておきましょう。

どうしてもカビが発生してしまった際は、カビ除去専用の強めの洗剤を利用し、根が深くなり通常の掃除では取れなくてなってしまう前に、お手入れをしておきましょう。

キッチンの換気扇

3ヶ月に1回程度

毎日料理をするような生活を送っていると、キッチンの換気扇は油汚れなどが蓄積していきます。頑固な汚れになってしまう前に、3ヶ月に1回程度のお手入れが必要です。

主な項目としてはフィルターの掃除、レンジフード本体の掃除です。細かいお手入れの方法は取り扱い説明書を確認してください。

以上代表的なものをまとめていきました。

年末などに大掃除として一年分の垢を取るという方法も、何もやらないよりはずっといいのですが、基本は日々のお手入れです。

日常のお手入れ不足で思わぬ費用を請求されてしまわぬよう、最低でも1ヶ月に一回の中掃除を心がけ、お部屋を適切な状態に保つことをお勧めします。